無口の弊害
昨日別れ話をするときに、
俺、言ってくれないとわからないから色々伝えて欲しかった
と言われた。
私はどうして黙ってしまうのだろう。
どうして。
馬鹿にされたくないのか、弱いからか。
私は、付き合っている人には100ある自分の100を出したい、そういう人と付き合いたいのだ、と言った。それができないのが苦しいと言った。だって曲がりなりにもこんなにたくさんいる男性の中で一人を選ぶのだから、喧嘩してでも自分の全てを見せたいと思うのだ。根がロマンチストだからね(笑)
でも、それは…わがままなのかもしれない。
自分の完全に合う人間なんていないよね。
だから人はコミュニケーションして伝え合うんだよね。
私は…今あるものを大切にできていないのだと気付いた。
向こうは、人付き合いをするときはいつも自分の中に色々あるうちのどこかの部分を出しているから、俺は人には人の特徴っていうものがあると思ってるから、それぞれに合う部分の俺を見せられればいいんだ。
と言っていた。
なるほどな、平野啓一郎さんの分人主義かな。
私は完璧主義のロマンチストなのだろう。
あとは、付き合っている人のことを私は大事にしていたつもりになっていたけれど、全部それは自分本位のことだった。
ごめんなさい。
昨日別れたあと、悲しくて悲しくてやっぱり好きだと思って、今日会ってくれませんかとLINEを送ってしまった。
どうしようどうしよう正解がわからない。
正解なんてないけれど。わかっている…